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身近にあるAI技術:エッジAIとは?

- エッジAIとは 「エッジAI」。この言葉を聞いて、皆さんはどんな技術を思い浮かべるでしょうか? 名前の通り、データの「端っこ(エッジ)」で働く人工知能を指すのですが、一体どこが「端っこ」なのでしょうか? 私たちが毎日触れているスマートフォンや、インターネットにつながる冷蔵庫やエアコンなどを想像してみてください。 これらの機器は、従来のパソコンのように情報を集めて、遠く離れたデータセンターに送って処理を任せるのではなく、機器自身が情報を処理する能力を持っています。 このような、いわば「自己完結型」の機器を「エッジデバイス」と呼びます。そして、エッジデバイス上で人工知能が動いている状態を指すのが「エッジAI」なのです。 従来のように、全ての情報をデータセンターに送って処理をしようとするやり方では、どうしても処理の遅延や通信コストの問題が避けられません。 しかし、エッジAIであれば、情報をその場で処理できるため、リアルタイム性が求められる作業や、膨大なデータ処理が必要となる作業を効率的に行うことが可能になります。 このように、エッジAIは私たちの生活をより便利で快適なものにする可能性を秘めた、非常に注目すべき技術と言えるでしょう。