マンハッタン距離を紐解く
- マンハッタン距離とは
マンハッタン距離は、縦横の道が規則正しく交差した街をイメージすると理解しやすい距離の測り方です。例えば、碁盤の目のように区画整理されたマンハッタンをタクシーで移動する場面を想像してみてください。目的地まで遠回りせずに到着するには、縦または横に伸びる道を順番に移動することになります。この時、移動した道のりの合計がマンハッタン距離です。
より具体的に説明すると、2つの地点の位置を地図上の座標で表し、それぞれの座標の差の絶対値を足し合わせることで計算できます。例えば、地点Aの座標が(1,2)、地点Bの座標が(4,6)の場合、マンハッタン距離は|(4-1)|+|(6-2)|=7となります。
このようにマンハッタン距離は、直角に曲がる道のりを足し合わせていくため、別名「直交距離」とも呼ばれます。また、数学的な表現では「L1距離」と呼ばれることもあります。