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進化するデバイス:エッジデバイス

- エッジデバイスとは 近年、あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT(Internet of Things)が急速に普及しています。 それに伴い、膨大なデータが日々生み出されていますが、この膨大なデータを処理するのが従来のクラウドコンピューティングだけでは限界を迎えつつあります。 そこで登場したのが「エッジデバイス」です。 エッジデバイスとは、スマートフォンやセンサー、自動車など、私たちが普段使用しているデバイスに、AI技術であるエッジAIを搭載したものです。従来のクラウドコンピューティングでは、集めたデータをネットワーク経由でクラウド上に送り、そのクラウド上でデータ処理を行っていました。 一方、エッジデバイスでは、端末側でデータ処理を行うため、リアルタイム性が求められる処理や、プライバシーに配慮した処理が可能になります。 例えば、自動運転車を例に考えてみましょう。 自動運転中は、周囲の状況を瞬時に判断し、適切な操作を行う必要があります。 このような状況下では、クラウドにデータを送信して処理を待っていては、間に合わない可能性があります。 そこで、エッジデバイスである車に搭載されたAIが、カメラやセンサーから得た情報をリアルタイムに処理することで、安全な自動運転を実現できるのです。 このように、エッジデバイスは、従来のクラウドコンピューティングでは難しかった処理を可能にする技術として、今後ますます注目されていくでしょう。
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身近にあるAI技術:エッジAIとは?

- エッジAIとは 「エッジAI」。この言葉を聞いて、皆さんはどんな技術を思い浮かべるでしょうか? 名前の通り、データの「端っこ(エッジ)」で働く人工知能を指すのですが、一体どこが「端っこ」なのでしょうか? 私たちが毎日触れているスマートフォンや、インターネットにつながる冷蔵庫やエアコンなどを想像してみてください。 これらの機器は、従来のパソコンのように情報を集めて、遠く離れたデータセンターに送って処理を任せるのではなく、機器自身が情報を処理する能力を持っています。 このような、いわば「自己完結型」の機器を「エッジデバイス」と呼びます。そして、エッジデバイス上で人工知能が動いている状態を指すのが「エッジAI」なのです。 従来のように、全ての情報をデータセンターに送って処理をしようとするやり方では、どうしても処理の遅延や通信コストの問題が避けられません。 しかし、エッジAIであれば、情報をその場で処理できるため、リアルタイム性が求められる作業や、膨大なデータ処理が必要となる作業を効率的に行うことが可能になります。 このように、エッジAIは私たちの生活をより便利で快適なものにする可能性を秘めた、非常に注目すべき技術と言えるでしょう。