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ネットワークの要!スイッチングハブってなに?

「スイッチングハブ」という言葉を耳にしたことはありますか?インターネットや会社のネットワークなど、複数のコンピューターをつなぐ際に無くてはならない機器ですが、普段はその役割に気づくことは少ないかもしれません。 スイッチングハブは、まるで道路の交差点で交通整理をする役割を果たしていると考えると分かりやすいでしょう。複数のコンピューターから送られてくるデータは、まずスイッチングハブに集まります。スイッチングハブは、データに書かれた宛先情報を読み取り、どのコンピューターに届けるべきかを判断します。そして、必要な経路だけに絞ってデータを送信するため、ネットワーク全体の通信速度が遅くなるのを防ぎます。 もしスイッチングハブが無かったら、データは宛先に関わらず全てのコンピューターに送られてしまい、ネットワーク全体が渋滞状態になってしまいます。スイッチングハブは、膨大な量のデータを効率的に処理することで、スムーズなデータ通信を陰ながら支える、ネットワークにとって非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。
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RARP:MACアドレスからIPアドレスを探し出す仕組み

- RARPの概要コンピューター同士が情報をやり取りしてネットワークを構築するためには、それぞれの機器に割り当てられた住所のようなものが必要です。これがIPアドレスと呼ばれるものです。しかし、新しくネットワークに参加する機器の中には、自分のIPアドレスを知らないものも存在します。このような場合に役立つのがRARP(Reverse Address Resolution Protocol)です。RARPを一言で表すと、MACアドレスからIPアドレスを調べるための仕組みです。MACアドレスとは、ネットワーク機器に工場出荷時に割り当てられる、世界で一つだけの識番号です。RARPはこのMACアドレスを手がかりに、対応するIPアドレスを探し出します。具体的には、IPアドレスを知りたい機器が、自分のMACアドレスをネットワーク上にブロードキャストします。すると、RARPサーバーと呼ばれる機器がこの要求を受信し、自身の管理するデータベースと照合します。データベースに該当するMACアドレスが見つかれば、それに対応するIPアドレスを返信します。このようにして、新しくネットワークに参加する機器は、RARPを利用することで自身のIPアドレスを取得し、他の機器と通信できるようになります。ただし、RARPはIPアドレスを提供するRARPサーバーをネットワーク上に設置しておく必要があるなど、いくつかの制約もあります。そのため、現在ではDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)といった、より柔軟な仕組みが主流になりつつあります。
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ネットワークの要!ARPプロトコルを解説

- ARPプロトコルとはインターネット上でのデータのやり取りは、宛先を特定するための住所のような役割を持つIPアドレスを基に行われています。しかし、実際にデータの送受信を行うネットワーク機器は、IPアドレスではなく、MACアドレスと呼ばれる固有の識別番号を使用しています。 ARPプロトコルは、このIPアドレスとMACアドレスの対応関係を解決する役割を担っています。ARPプロトコルは、住所から住人の名前を調べるような仕組みで機能します。例えば、あなたがウェブサイトにアクセスする際、あなたのコンピュータはまず、そのウェブサイトのIPアドレスを知っている必要があります。そして、実際にデータを送信するためには、そのIPアドレスに対応するMACアドレスを知る必要があるのです。あなたのコンピュータは、まずネットワーク内に「目的のIPアドレスのMACアドレスを知っているか」という問い合わせを送信します。 この問い合わせを受け取った機器の中で、該当するIPアドレスを持つ機器があれば、自身のMACアドレスを返信します。もし該当する機器がなければ、何も返信されません。このようにして、ARPプロトコルはIPアドレスからMACアドレスを特定し、ネットワーク上の機器が円滑にデータを送受信することを可能にしています。 ARPプロトコルは、インターネットの基盤を支える重要な技術の一つと言えるでしょう。