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ネットワークの要!スイッチングハブってなに?

「スイッチングハブ」という言葉を耳にしたことはありますか?インターネットや会社のネットワークなど、複数のコンピューターをつなぐ際に無くてはならない機器ですが、普段はその役割に気づくことは少ないかもしれません。 スイッチングハブは、まるで道路の交差点で交通整理をする役割を果たしていると考えると分かりやすいでしょう。複数のコンピューターから送られてくるデータは、まずスイッチングハブに集まります。スイッチングハブは、データに書かれた宛先情報を読み取り、どのコンピューターに届けるべきかを判断します。そして、必要な経路だけに絞ってデータを送信するため、ネットワーク全体の通信速度が遅くなるのを防ぎます。 もしスイッチングハブが無かったら、データは宛先に関わらず全てのコンピューターに送られてしまい、ネットワーク全体が渋滞状態になってしまいます。スイッチングハブは、膨大な量のデータを効率的に処理することで、スムーズなデータ通信を陰ながら支える、ネットワークにとって非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。
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LANケーブルで電源供給!PoEとは?

- PoEの概要PoE(Power over Ethernet)とは、LANケーブル1本でデータ通信と電力の供給を同時に行う技術です。 従来のネットワーク機器の設置では、データ通信用のLANケーブルと電源ケーブルの2本が必要でした。そのため、機器の設置にはコンセントの確保や配線作業が欠かせず、時間や手間がかかっていました。 また、配線が増えることで見た目が煩雑になることも少なくありませんでした。PoE対応機器を用いると、これらの問題を解決できます。 データ通信用のLANケーブル1本で電力を供給できるため、電源ケーブルが不要になります。 このため、コンセントの位置を気にすることなく機器を設置できるようになり、配線作業も簡素化されます。 結果として、設置コストの削減、省スペース化、見た目の改善といったメリットが得られます。PoEは、無線LANアクセスポイント、IP電話、ネットワークカメラなど、さまざまなネットワーク機器に活用されています。 PoE対応機器の普及に伴い、LANケーブル1本で済む利便性の高さが評価され、オフィスや工場、商業施設など、幅広い分野で導入が進んでいます。