
データのばらつきを見る: 標準偏差入門
- データのばらつきを掴む標準偏差とは標準偏差とは、データが平均値からどれくらい離れているかを表す指標です。平均値はデータの中心の値を示しますが、標準偏差はデータがその中心値からどれくらい散らばっているかを教えてくれます。例えば、同じ平均身長の二人のクラスを考えてみましょう。A組とB組はどちらも平均身長は160cmですが、A組の標準偏差は5cm、B組の標準偏差は10cmだとします。標準偏差が小さいA組は、生徒の身長が平均身長の160cm前後に集まっていると考えられます。つまり、ほとんどの生徒が155cmから165cmの間に収まっているでしょう。一方、標準偏差が大きいB組は、生徒の身長が平均身長から大きく離れていることを示しています。B組には170cmを超える生徒や150cm以下の生徒も比較的多くいると考えられます。このように、標準偏差を見ることで、データが平均値の周りに密集しているか、それとも広範囲に散らばっているかを把握することができます。これは、データの性質や傾向を理解する上で非常に重要な要素となります。