Webセキュリティの守護神: リバースプロキシとは
- リバースプロキシの概要インターネット上で情報を発信する際には、情報を置くためのサーバーが必要となります。このサーバーと、情報を閲覧する利用者の端末との間を取り持つ役割を担うのがリバースプロキシです。利用者の端末は、ウェブサイトを閲覧する際に、直接サーバーに接続するのではなく、まずリバースプロキシに接続します。リバースプロキシは、利用者からの要求を受け取ると、代理としてサーバーに接続し、必要な情報を取得します。そして、取得した情報を再び利用者の端末に返します。この仕組みは、まるでお店の前にいる店員のようなものです。お客さんは、欲しい商品を店員に伝えます。店員は、その注文を受けて、厨房で商品を用意します。そして、用意ができた商品をお客さんに渡します。リバースプロキシもこれと同じように、利用者とサーバーの間に入り、利用者に代わってサーバーとのやり取りを行います。利用者から見ると、リバースプロキシを通してサーバーとやり取りをしているように見えますが、実際にはリバースプロキシが間に入ってくれているため、直接サーバーとやり取りをする必要がありません。このように、リバースプロキシは、利用者とサーバーの間に入って様々な役割を担うことで、インターネットをより快適に利用できるようにしてくれる重要な存在です。