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VDIで変わる働き方改革

- VDIとはVDIとは、「Virtual Desktop Infrastructure」の略で、仮想デスクトップ基盤と呼ばれるシステムです。従来のデスクトップパソコン環境を仮想化し、データセンターなどのサーバー上に集約することで、場所を選ばずに業務アプリケーションやデータにアクセスすることを可能にします。従来のデスクトップパソコン環境では、パソコンごとにOSやアプリケーションをインストールし、データもそのパソコン内に保存するのが一般的でした。しかし、VDIでは、これらのOSやアプリケーション、データはすべてサーバー側で管理されます。利用者は、自分のパソコンではなく、サーバー上に作成された仮想デスクトップ環境にアクセスすることで、業務を行うことができます。VDIを利用することで、場所を選ばずに仕事ができるようになるだけでなく、セキュリティの向上や管理コストの削減といったメリットも期待できます。例えば、データはサーバー側で一元管理されるため、パソコンの紛失や盗難による情報漏えいのリスクを低減できます。また、OSやアプリケーションのインストールやアップデートなどもサーバー側で一括して行えるため、管理者の負担を軽減できます。
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クラウド型とは?~今さら聞けないIT用語~

近年、「クラウド」という言葉を耳にする機会が増えました。資料の共有や保存に便利なサービス、動画や音楽をどこでも楽しめるサービスなど、私たちの身の回りにはすでに多くの「クラウド型」サービスが溢れています。しかし、「クラウド」という言葉はなんとなく便利そうというイメージだけで、具体的にどのような仕組みなのか、従来のサービスと何が違うのか、理解できていない方も多いのではないでしょうか? 従来のサービスは、パソコンやスマートフォンなど、利用者が直接操作する機器の中にデータやソフトウェアを保存するのが一般的でした。そのため、機器の故障や紛失によってデータが失われるリスクや、ソフトウェアのバージョンアップや管理に手間がかかるといった課題がありました。 一方、「クラウド型」のサービスは、インターネット上に構築されたデータセンターでデータやソフトウェアを管理します。利用者はインターネットに接続することで、いつでもどこでも必要なサービスを利用することができます。そのため、機器の故障や紛失のリスクを軽減できるだけでなく、ソフトウェアの管理やバージョンアップもサービス提供側が行うため、利用者は手間をかけることなく常に最新の環境でサービスを利用できます。 このように、「クラウド型」サービスは、従来のサービスと比較して、利便性や安全性、コストパフォーマンスの面で多くのメリットがあります。今回の記事では、こうした「クラウド型」サービスの仕組みやメリット、具体的なサービス事例などを分かりやすく解説していきます。
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いまさら聞けない?クラウドの仕組み

- クラウドとはインターネットを介して、必要な時に必要なだけコンピューター資源を利用できる仕組みを「クラウド」と呼びます。従来のコンピューター利用では、企業は自前でサーバーやソフトウェアといった情報システム資源を抱え、多大なコストをかけて運用・管理する必要がありました。しかし、クラウドの登場によって、そうした負担が軽減されつつあります。インターネットに接続できる環境さえあれば、誰でも手軽にクラウドサービスを利用できます。身近な例としては、インターネット上でファイルを保存できるオンラインストレージサービスや、手紙のようにメッセージのやり取りができる電子メールサービスなどが挙げられます。近年では、企業が社内システムにクラウドを採用するケースも増えています。顧客管理や会計処理といった基幹業務システムはもちろんのこと、近年需要が高まっている人工知能(AI)開発のための計算資源なども、クラウドで手軽に利用できるようになっています。クラウドは、従来の情報システムにおけるコストや管理の負担を軽減するだけでなく、場所を選ばずにサービスを利用できるという利便性も兼ね備えています。今後も、私たちの生活やビジネスを支える基盤として、クラウドの重要性はますます高まっていくと考えられます。
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オンプレミスとは?メリット・デメリット、クラウドとの違いを解説

- オンプレミスとはオンプレミスとは、企業が情報システムを構築し運用する形態の一つで、自社の敷地内にある設備と資源を用いる方法です。具体的には、自社のオフィスビル内などにサーバーやネットワーク機器といったハードウェアを設置し、そこで業務に必要なソフトウェアを稼働させます。従来からある情報システム運用形態であり、多くの企業で採用されてきました。自社でシステムを管理するため、自由度の高さが大きなメリットと言えるでしょう。必要な機能や性能に合わせて、ハードウェアやソフトウェアを自由に選択し、構築することができます。また、セキュリティ対策も自社で徹底できるため、重要なデータの保護に強みを発揮します。しかし、オンプレミスは初期費用が高額になりがちです。サーバーやネットワーク機器の購入費に加えて、設置スペースの確保や電気代などのランニングコストも必要となります。さらに、システムの運用や保守に専門的な知識を持った人材が必要となるため、人件費も大きな負担となるでしょう。近年では、クラウドサービスの普及により、オンプレミス以外の選択肢も増えています。クラウドサービスは、初期費用を抑えられ、運用や保守をアウトソーシングできるというメリットがあります。そのため、企業は自社のニーズや状況に合わせて、オンプレミスとクラウドサービスを比較検討し、最適な方法を選択することが重要です。
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進化するクラウド:AWSの可能性

「アマゾン ウェブ サービス」、略してAWSという言葉をご存知でしょうか?これは、世界中の企業や開発者に利用されているクラウドコンピューティングサービスの名前です。インターネット通販で有名なあのアマゾンが提供しているサービスと聞くと、身近に感じられるかもしれません。 AWSは、従来型のサーバーやデータを保管する場所といった、情報システムの基盤を提供するだけでなく、近年では人工知能(AI)の分野にも進出し、その影響力を強めています。 たとえば、人間のように自然な文章を生成する「文章生成AI」や、画像の内容を認識して分類する「画像認識AI」など、さまざまなAIサービスを開発者に提供しています。これらのAIサービスは、膨大なデータと高度なアルゴリズムによって支えられており、高精度な処理能力を備えています。 このように、AWSはクラウドの基盤を提供するだけでなく、AIの分野においても先進的なサービスを提供することで、世界中の企業や開発者にとって欠かせない存在となっています。